駆動系OH
愛知縦おやじさんから質問を頂いたところで、駆動系の再確認の意味も含めてOHしてみます。
プーリーはZEROを無加工で使用。
WRは45g。
軽量クラッチアウター。
内側には2mmほどの帯状に線が入っています。
ここにグリスが付いていることが多いですが、今回はそれほどでもありませんでした。
クラッチシューとクラッチスプリングはデイトナミドル。
センスプはメーカー不明強化。
純正よりは強い感じ。
さて、質問にあったシールはこれかな?
確かにグリスが少々ここから抜けてますが、ここのシールが外れたことはないですねえ。
Oリング下側からグリス漏れたことあったので、2枚重ねてます。
できればシール関係全部新品に替えたいです。
せっかくなので掃除しました。
上のシールに品番らしきものが書いてありますね。
パーツ出るのかな?
下のシールも同様です。
フェイス面はまだ綺麗です。
ここに段が付くと変速がおかしくなったりします。
せっかくなので、寝ている方の溝にピンを入れてみました。
キックダウンしづらくなる?
グリスは車のダストブーツに使うモリブデンをギッチリ詰めました。
プーリーにも給脂します。
WRの褶動面以外にスライドポストにも給脂します。
プーリーフェイスは多少サビが出ていますが、段付きはありません。
まだまだ使えそうです。
社外WRはこのように片側が開いていて、中のウエイトが押し出せる物がありますが、こういうWRは使用する向きに注意しましょう。
プーリーの回転方向の逆に開いた面がくるように入れてしまうと、中のウエイトが飛び出してプーリーの内壁を削ってしまいます。
プーリーにグリスアップが必要かどうか賛否両論だと思いますが、自分はやはり給脂した方が損耗が少ないと思います。
さて、組みますか。
おっと、クラッチアウター錆びてますね。
このくらいなら電動工具使えば、ものの3分で綺麗になります。
デイトナミドルはせっかく塗った赤が色褪せてきましたので、塗りなおし。
ここは更に軽量なAF27用クラッチシューを入れておきましょう。
クラッチスプリングは横綱用だったっけかな?
プーリーボスは36mm。
ベルトはキタコ強化残り17mmです。
結構減ってますね。
ホンダ車の駆動系いじるなら、絶対にこの文鎮購入することをお勧めします。
プーリーフェイス脱着にしか使えませんが、頻繁にWRセッティングしたりする人は重宝します。
さて、せっかく駆動系OHしたので試走してみたかったですが、あいにくの雨模様なのでまた今度ということで。
関連記事